そろそろ今年を振り返り、来年の抱負でも書かねばならぬ時期ですね。営業部 河野です。
私個人のことはどうでもいいと思うので、エンディング産業展から葬儀や供養の「今」を振り返りながら、今後予想される新しい葬祭スタイルを考えていきたいと思います。
コープやイオンなども葬祭ビジネス進出し、「安価でできる小さな葬儀」を目にするようになった今。高齢化少子化社会に伴い、今後の生活を考えていく終活を意識する方も増えてきています。エンディング産業展でも相続税対策ブースが出店し、近くの葬儀屋さんでも入棺体験などのかわった相談会・見学会を開いているのもよく見かけます。
一般葬から家族葬、密葬、直葬へと小規模化し、寺院など宗派に縛られない自由葬も多くなりました。送り方にしてみれば、宇宙葬や樹木葬など幅広い考え方が増えました。小さくありながらも「その人らしさ」を大切にする考え方が広まってきているのかもしれません。仏衣よりも、故人らしいラストドレスなど個性的な装飾や、段ボールでできたエコ棺なども目にします。仏壇も大きいものではなく、ご自宅の雰囲気に合わせたモダン仏壇や洋ダンスの上に置くような宗派に捉われない小さな手元供養仏具なども増えてきているようです。
そのほかにも、東京ビックサイトにて12月8日(火)・9日(水)・10日(木/友引)の3日間行われたエンディング産業展では車椅子に乗っていても着やすい巻きスカートのレンタル喪服や、湯灌納棺師の技術を競うコンテストも開かれたようです。
今後どう変わっていくのかは、わかりませんが…、もっと車椅子に乗っていても着やすい巻きスカートのレンタル喪服とか普及してほしいし、孤独死とか悲しい現実が変わっていけばいいなと思います。
たとえば、本当に自由葬が加速して、寺院の必要性が問われるなら、お骨の行き場がないお骨を預かる寺院が増えていったらいいなと思うし、その場を高齢者が集まる場所として提供したり…、飲食事業と訪問サービスの発展も期待したいし…、地域の空き地を借りて、ご高齢の方と花を育てる活動が発展して、樹木葬が広がって行けばいいな…なんて。
とりあえず来年は、もっと祖父母に会いに帰ろう!来年もいい年になればいいな!河野でした!