こんにちは、香華殿の神尾です。
先日、がん患者の10年後の生存率が発表されましたね。
患者さん全体で、がんと診断されてから10年後の生存率は58.2%だそうです。
皆さんはこの数字を高いと思いますか?それとも低いと感じますか?
無論ひと口に「がん」と言っても、発見された場所、年齢等諸々の要因から
一概にはいえないのでしょうが・・・。
身近にがんになった人がいなかった場合、「半分の確率で生存できるんだ」と少し楽観的に考えることもできるかと思います。
ですが、身内や知り合いに患者さんがいる場合、あまり楽観視できる数字ではないような気がします。
がん患者さんや身内の方にとって、がんと向き合うという事は
「いかに本来の寿命にまで近づいて生きたか」という事になるかと思います。
がんは確かに治すことが難しいです。
だからこそ、「がんと一緒に長く生きること」を考えます。
若くしてがんになった方が、がんと共に平均寿命まで生きられたとしたら、
それはもう天寿を全うしたと言っていいのではないでしょうか?
長生きすることだけが大事というわけでもないですが、やはり家族としては一日でも長く一緒にいたいと願うものでしょうから。