施行課の大崎です。先週木曜日に「世界のニナガワ」こと演出家の蜷川幸雄さんが逝去されました。
有名な方が亡くなるとどんな素敵な祭壇が飾られるのか毎回気になる私です。蜷川氏の祭壇はまさに「紅白」でしたね!
赤いバラと白い菊やカーネーションを使用したシンプルながらも大胆な祭壇でした。「紅白」といえばおめでたい時のもののように感じますが、これはこれでアリだなあと思いました。
葬儀の祭壇は色とりどりのお花を使用することも多くなっていますが、二色だけにこだわったシンプルな色合いもインパクトがあり素敵ですね!
蜷川氏の遺影も長女で写真家の蜷川実花さんが撮影しただけあり、アーティスティックでかっこ良いものでした。一般人にはなかなかあんな遺影は選べないですね…。
蜷川氏は稽古場では灰皿を投げたりととても厳しい演出家として有名でしたが、家では物を投げることはなく、納得できるよう理論的に叱ってくれ、孫には見たこともないような優しい顔でデレデレだったそうです。
鬼の演出家も家に帰れば一介の「優しいおじいちゃん」だったのですね。
心からお悔やみ申し上げます。