こんにちは、香華殿恵庭斎場 神尾です。
この間ブログの順番が回ってきたと思っていたら、
あっという間に次の順番がきてしまいます。
月日の流れはあっという間ですね。
こんなことを書くと上司に「年寄りくさい・・・」と笑われてしまうのですが。
先日テレビで「在宅ホスピス専門医」の先生のドキュメンタリーが放送されておりました。
在宅ホスピスとは、余命を宣告された方が医療機関に入院・入所して治療することを望まず、
住み慣れたおうちでできるだけ自然なカタチで最後を迎えるためのケアのことです。
その先生は「死を認め、人生を穏やかに”退く”ための医療」であるとおっしゃっておりました。
亡くなっていく人と、それを見守る家族、どちらもその先生にとっては大切な患者であり、
患者さんの病気の治療ももちろんですが、その方が抱えている不安や、看護してくれる家族へ対する申し訳ないという気持ち、そしてご家族の皆さんへの肉体的精神的な負担・・・双方の”体の痛み”と”心の痛み”を先生はケアしていきます。
死期が近くなった患者さんへは痛みを取り除くために最善の治療をし、家族の方には
穏やかな話し方で死期を伝え、死を受け止められるようにしていきます。
私たち葬儀社もやり方こそ違いますが、故人となられた方と、送り出す方たちに日々向き合っております。
故人様とご遺族様、両方にとって大切な時間を過ごしていただきたいと思っております。
ご本人の遺志、ご家族様のご要望、それらをふまえながら、最後のひと時をどのように過ごしていただくのか・・・とても難しいことですが、答えを捜し求めて走り回っている日々です。
香華殿恵庭斎場 神尾