こんにちは、香華殿の神尾です。
本日のお通夜の際、ご導師様が「PPK運動」なるものをご紹介していました。
「PPK」とは、「ピンピンコロリ」の略。
つまり、
「病気に苦しむことなく、元気に長生きし、病まずにコロリと死のう」という意味の標語で、
略して「PPK」というそうです。
世界でも有数の長寿国である日本ですが、「健康に」長生きできる人は実は少ないのが現状です。
確かに、いつまでも元気で、できるだけ苦しまずに短期間で死ねることができれば、それに越したことはありません。
ですが、実際に「昨日まで普通に会えて、おしゃべりができて当たり前であった」ことが突然にできなくなってしまった残されたご家族のことを思うと、とてももやもやを感じずにはいられない私なのです。
よく自分の死に際して「誰にも迷惑かけたくない」とおっしゃられる方がいらっしゃいます。
ですが、死んでしまったら、もう自分自身ではどうすることもできないのです。
迷惑かけてもいいと思うのです。
そのために「家族」というものがあるのだと思うから。