こんにちは!香華殿札幌東斎場の村井です。
前回は《真宗大谷派》のお寺と豆知識をご紹介しました。
今回は《浄土真宗本願寺派》に関する豆知識と、札幌市東区の《浄土真宗本願寺派》のお寺をご紹介します。
◆浄土真宗本願寺派の豆知識◆
浄土真宗本願寺派は浄土真宗の宗派の一つ。本山は京都にあり通称「西本願寺」、正式名称を「龍谷山本願寺」と言います。信者数約792万人、寺院10,182ケ寺と言われており、仏教の中でも信者数が多い宗派です。本尊は写真の阿弥陀如来です。
浄土真宗本願寺派の念仏は「南無阿弥陀仏」を「なもあみだぶつ」と唱えますが、同じ浄土真宗でも真宗大谷派では「なむあみだぶつ」と唱えます。
【四十九日法要】
浄土真宗は仏教の他の宗派とは違い、人は亡くなるとすぐに極楽浄土に行き仏となると考えられています。そのような考えから、四十九日法要の意味合いも他の宗派とは異なります。
他の宗派では人は亡くなってから四十九日の間あの世とこの世の間をさまよい、閻魔大王の裁きを受け、四十九日目に行く先が決まるとされています。そのため、故人が無事に成仏し極楽浄土に行けることを願って四十九日法要を行います。
それに対して、亡くなってからすぐに極楽浄土に行くとされている浄土真宗では、四十九日法要は故人のためではなく、残された家族が仏の教えに親しみ、学ぶ機会とするために行うものと考えられています。
また、浄土真宗では本位牌を必要としないため、四十九日を終えたら白木の仮位牌はお焚き上げをして、法名軸や過去帳に法名を記入していただくのが本来の形です。
【香典袋】
浄土真宗本願寺派のご葬儀に参列される際は、香典袋の表書きを「御仏前」「御香典」とするのが正式で、「御霊前」は本来使用しないのですが、一般会葬者が事前に宗派を知ることは難しいため、親族以外の方は「御霊前」をお使いになっても問題ないと言われています。
【焼香の作法】
浄土真宗本願寺派のお焼香の手順は以下の通りです。同じ浄土真宗でも他宗派とは作法が違いますので、一度確認しておくことをおすすめします。
1.焼香台の手前で遺族に一礼。焼香台へすすみ、本尊もしくは遺影に一礼。
2.右手の親指、人差し指、中指で香をつまむ。つまんだ香は額に押さず、香炉にくべる。(1回)
3.その場で合掌、一礼。
4.遺族に一礼した後、席に戻る。
◆【札幌市東区】代表的な浄土真宗本願寺派のお寺(寺院)一覧◆
・高恩寺 札幌市東区丘珠町186 TEL:011-781-8359
・信行寺 札幌市東区北8条東3丁目1番3号 TEL:011-711-3829
・慧燈寺 札幌市東区本町1条5丁目6番29号 TEL:011-781-6008
・萬行寺 札幌市東区北51条東2丁目2番25号 TEL:011-711-4717
仏式で葬儀をあげるということは、僧侶へのお布施が必要となりますが、お布施の金額は宗派によって変わります。
浄土真宗本願寺派の葬儀をお考えの方、お布施の金額や供養の仕方などに不安のある方、ぜひ香華殿へお問合せください。
香華殿総合デスク 0120-853-880
◆ まとめ ◆
・浄土真宗本願寺派は信者数約792万人、寺院10,182件と言われており、仏教の中でも信者数が多い宗派です。
・浄土真宗本願寺派は四十九日法要に対する考え方や香典袋の表書き、焼香のマナーなど他の宗派と違う点があります。