香華殿北広島斎場の大崎です。
お客様によく聞かれることがいくつかあります。
その中のひとつ
「友引の日はお休みですか?」
答えは「いいえ」です!
我々斎場の職員は365日お客様の訃報に対応するため年中無休で開館しております。
ではなぜこのような質問が多いのか?
友引に葬儀をすると「友(身内)を道連れにしてしまう」と思われているからです。
そもそも友引などの六曜は占いの類いであり、元々の意味も「勝負事では何事も引き分けになる日」という意味ですので仏教などの宗教の教えとは全く関係ありません!
しかしゲン担ぎが大好きな日本人は上記の理由で友引に葬儀を行うことは好ましくないものと考えてきました。
このため、友引の火葬場はがら空きだった時期もあったため、それならばと友引の日は火葬場がお休みになってしまいました。(地域によって異なりますが少なくとも札幌とその近郊の火葬場はお休みです)
ですから、友引には出棺(告別式)ができません。
なので自動的に友引の前の日はお通夜もできません。
もし葬儀の予定が友引にぶつかってしまったら…!?
急いでお通夜を済ませてしまう必要はありません。
それは一日多く、故人様の最期と向きあい、しっかりとお別れができる良い機会であり、ある意味幸運な状況であるとも思います。