香華殿恵庭斎場の吉川です
葬儀業界にいる私たちにとって、カレンダーの中で「友引」は一番身近です。
私は友引が分かっていても曜日が全く分かっていない人間ですw
その友引に関して私たちにとっては常識ですが、
一般の方にはあまりなじみが無いと思います。
「仏滅」は葬儀ができないの? や、
「友引」は通夜も葬儀どちらもできない日でしょ?
と誤解されたりと ご存じない方も多いようです。
理由はと申しますと・・・
「友引に火葬場がお休み」
∴
「友引にご出棺ができない」
∴(ということは)
「友引前日のお通夜ができない」
ということです。
ただ、もともと六曜では、
「共引」、「留引」等との説があり、
どちらにしても今の意味あいとは違います。
「友を引きよせる」と現在の意味になった理由は、
陰陽道の「友引日」に由来しているそうです。
例外ですが、友引の火葬を行った所があります。
以前に札幌市内2つの火葬場のうち一軒が改装で使用できないため混雑緩和で稼働しました。
また、恵庭市から少し離れたとある市では今でも希望があれば行っています。
私たちを含め、多くの葬祭業に従事している方たちにとって
友引前日の夜は通夜式がないので唯一緊張和らぐ日でもあるのです。