こんにちは、香華殿恵庭斎場の神尾です。
こうして昼間にブログを書くのは・・・初めてなんじゃないかというくらい新鮮な心持です(笑)
久々に、ゆったりとした気持ちで文章を書いております。
日々、お別れの場面に立ち会わせていただいておりますと、色々なご家族の形がございます。
お子様が親御さんを送るという場合ももちろん多いのですが、やはり喪主様が奥様ないし旦那様であることが圧倒的に多いのではないでしょうか。
日本語には「添い遂げる」という言葉があります。
意味を調べると「困難や障害を乗り越えて、望みどおり夫婦になる」という瞬間的な意味と、
「結婚してから死ぬまでを夫婦として過ごす」という恒久的な意味の2種類があるようです。
どちらも望んだ人と結婚して生活していくという意味でありますが、こと最近は1番目の瞬間的に「添い遂げる」ことはできても、それを死ぬまで継続する2番目の「添い遂げる」が遂げられない夫婦が、多くなったのかなぁという気がしています。
まぁ、私は添い遂げる相手自体存在していないのですが(笑)
結婚するということは、お互いがお互いの生活、人生において責任を負い合うということです。
私は、その責任の最たるものが「相手のお骨を拾うこと」だと思っています。
愛する相手が変わり果てても、それをまるごと受け入れる覚悟と責任を持つということではないでしょうか。
その覚悟ができて初めて「この人と結婚しよう」と口にできるのではないでしょうか。
お互いがお互いの「骨は拾ってやる」と思える関係だと、素敵だなぁ・・・
・・・などと考えているから私は結婚できないのでしょうね(笑)
香華殿恵庭、神尾でした。