こんにちは。第一施行課の大崎です。
葬儀の席や弔電等の文書で、ご遺族様へ哀悼の意を表す際に「故人のご冥福をお祈りします」という文言が使用されますが、「冥福を祈る」という言葉の意味をご存じでしょうか?
決まり文句だからとなんとなく使っていませんか??
「冥福を祈る」という言葉は、「死後に迷わず幸せになれますように」という意味です。
「冥」とは冥界のことであり、それを冥途・冥土ともいい、要するに、亡者のさまよいいく、地獄にも通ずる場所のことです。
死後は、御仏の力により、必ず極楽浄土へ行ける(必ず幸せになれる)と考えている一部のキリスト教や浄土真宗の信徒の方に「ご冥福をお祈りします」と言うことは「故人はこれから冥土をさ迷うだろうけど、達者でね」と言っているようなもので失礼にあたると思われる場合があります。
浄土真宗にご縁の深い方には「この度はご愁傷様です」と挨拶されるのが当り障りがない表現です。
葬儀においてご遺族様はとてもナーバスになっていますので、言葉のひとつひとつにも気を配れたら良いですね。
自分でもひとつ勉強になった大崎でした。