おはようございます。
施行2課の榊原です。
葬儀の担当やヘルプをしていると、祭壇の上に生前趣味で作った彫刻やガラス細工、絵画が並ぶことがあります。
そういった場合、打ち合わせ時に故人様の好きなものや趣味は何ですか?と聞くとすぐにお答えしていただけます。
周りの人がすぐに答えられるほど、熱中できる趣味を持っていただけに、作品はどれも素晴らしいです。
自分の足跡と言いますか、生きた証を思い出だけではなく、皆が見える形で残す。
きっと趣味の世界ですから、自分の作品を後世に残そうなどとは考えて作っていなかったことでしょう。
息抜きに少しずつ作業を進めていく、その繰り返し。いつの間にか作業部屋ができて、作品が1つ1つと増えていく。
「アンタ、死んだらこれどうするのさ!!」私を含め、モノが増えていく趣味の人間は必ず、家族から出てくる言葉です。
式の準備中、終わった後、作品を眺めながら作っている様子・会話を想像する。遺影を見る。
芸術家肌の方の葬儀に係ると、感慨深いものが溢れてきます。