先日より無宗教のご葬儀に関わらせて頂いております。これで今月5件目でしょうか。営業部 河野です。最近、顕著に増えてきたように感じます。
「叔母の好きだったクラシックの音楽で送ってあげたいの。」、「主人は僧侶を呼ぶ堅苦しい式は嫌がっていたので…誰にも気を遣わず、シンプルに家族だけで送りたいんです」、「オシャレでお花が大好きなおばあちゃんをお花いっっっぱいの式にしたい!」「私、お線香や焼香の煙がだめで…」など理由は様々です。
無宗教、というより自由葬でしょうか。形に捉われず、故人様らしく送る一つです。
例えば、お好きだった曲でお送りする弔奏。お孫様や親しい方から故人への手紙を読む弔辞、思い出のお写真をお預かりして、スライドショーをご覧いただくメモリアルビデオ…。
中には、「船に乗っていたから海を連想するマリンブルーの祭壇で、水槽に、お花の形のろうそくをお一人ずつ浮かべて頂く」「画家だった叔父の絵画を飾って展覧会風に…。」など、お一人お一人に合った式を提案させていただきます。「法要のように食事をしながら、故人の話を親族で語り合う時間を作りたい」「大工さんだったから最期はくぎ打ちの儀をしたい」「故人が作った自宅の庭を通って出棺したい」…という方も。
無宗教を悪く言えば、祭司や僧侶、神父など式の進行をする方がいないので、プロの司会者を立てて、一から作っていく必要があります。どのような形で行うのか、少し考えておいたほうがいいかもしれません。
また「無宗教」というと、仏式で慣れていたお客様の中には「どうやってお参りするの?」戸惑われる方もいらっしゃり、式の中に「焼香」を取り入れたり、雰囲気を壊さない「献花」などのキリスト教の要素を取り入れることもあります。
香華殿、withhouse、共に枠にとらわれないあたたかな雰囲気のある祭壇です。またピアノでの生演奏がついているので、それもまた無宗教向き…なのかもしれません。スタッフも、経験豊富な者ばかり。ピアノの奏者をやっていた経歴を持つ者、茶道からスキー、ワインなどの幅広い分野の資格を有する者、動植物の知識に長けている者、長年の葬儀に携わってきた経験を持ち合わせて提案出来る者、と知識や経験を生かしてお客様に提示出来ます。
無宗教、「こんな送り方で大丈夫かしら…」と不安になる方も、もちろんいらっしゃいますが…私は「どんな宗派であれ、お客様が一番に信じる宗派が、お客様の宗派です。‟お客様教”でいきましょう。」とお声をかけています。仏壇も、開眼供養をしなければ、ただの箱ですので、故人様と一緒に選ばれたものであれば 尚更、無宗教の方でもお使い頂いて差支えないかと思うのです。
無宗教も好きですが、仏式もどのようなご宗派もお受けしております。営業部 河野でした!