香華殿すけかわです。
秋分を迎え、
窓を開けると肌寒く感じるようになりました。
斎場前の花壇もそろそろ終わりが近づき
さみしいかぎりです。
お花の時期はすぎますが、
お葬儀に使用するお花は年中たえることはありません。
ひとえにお花屋さんのお陰様です。
お花にも旬があり、春先や秋前だけ、と言うふうに
出回る時期が決まっているものがある為、
お花のリクエストが来た時に準備できないこともしばしば。
そんな中、先日どうしても用意したかったのが桜。
ダメもとでお花屋さんにお電話したところ、
１枝もないとのこと。
そりゃそうだ！(笑)
その数時間後、今度はお花屋さんから電話があり、
嬉しい知らせが届きました。
その結果、
季節外れの満開の桜が、
お写真の周りを彩ることになりました。
造花ですけど、最近のものは質がよく美しいです。
あの後、どうにかして桜を！！と
いろいろ周りに聞いて下さって、
数少ない在庫をかき集めてくれました。
時期が時期なので、造花すらも手頃なものや、
すぐ用意できるものはほとんどなかったようです。
基本、お葬儀は急発注、即納品。
ブライダルとは違い、本当に難しいところです。
「桜が見つからなかったら、私たちで手作りしようとも考えていたんですよ！」
と、納品の際におっしゃってくれました。
この気遣い。
そしてこの心意気。
大事だなぁ、大事にしなきゃなぁと
つくづく思いました。